黄金・財宝ザックザク!?帰雲城埋蔵金伝説

国道156号線の直線道路を通っていると、必ず目につく看板があります
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日本中には数多くの埋蔵金伝説がありますが、ここ帰雲城(かえりくも)も黄金伝説の残る
場所であります。


天正13年(1585年)11月29日夜

天正地震が発生

土砂崩れによる崩壊にて城が崩れ落ち、麓に流れ落ちた土砂が堆積して
河川が土石流と化して、麓の城下町を一瞬にして押し流してしまったという悲劇の場所です。

正確に城の位置は把握できていないそうです。
ただ過去の文献から、たぶんこの辺だろうと推測されているそうです

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もし、この看板が指さす方向の山が本当に当時の爪痕だとすると、すごい事ですよね
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だって地震は1585年にあった訳でしょ!?
山肌って再生が難しいんですかね?とても驚きました。


ところで、なぜ埋蔵金伝説なのでしょう?

まぁ、普通に考えても・・・・・お殿様がいらっしゃったお城ですから
なにかしらの財産があるはずです。

キーワードは 「内ヶ島氏」と「金山」などの鉱山です

内ヶ島氏は金山経営を託されてこの地にやってきました。

この周辺には、金・銀・銅などが産出される鉱山がありました。
それを一手に託されていたのです。

また硝煙などの鉄砲を発破させるのに必要な火薬の産地でもありました。

平成20年の今でこそ、高速が開通して若干便利になりましたが
それでも合掌集落の残る地域。

最低人数がギリギリ自給自足していくための耕作面積しかありません。
もちろん冬になれば、大雪のため外界から遮断されます。

こんな辺境の地で、複数の出城を確保し、周辺地域を有するだけの資金力を確保できたのは
ひとえに鉱山のおかげだと容易に想像ができます

内ヶ島氏理は金森氏に攻略され、降伏するわけですが・・・・・・
すぐに許され、そのまま領内の運営をまかされます。

それは、金山(砂金)などの発見や運営はなまじ素人がおいそれと出来る訳がないからです

長年培った技術は、内ヶ島一族を技術者集団へと押し上げていったんでしょうね。

かの武田信玄も「山師」と呼ばれる鉱山発掘の技術者集団を手厚く保護しておりました。

金森氏も同じように手元で保護しようと考えていたのかもしれません。


ということで、各鉱山から産出された金などは必ず内ヶ島氏の手元を通ります
お城に沢山の軍資金を貯蔵してあってもおかしくないはずです。

それ故に埋蔵金伝説が誠しやかに流れはじめたのです(笑)

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この地の他に、ブナオ峠の奥にも埋蔵金伝説があります。

あともう一つ、どうしても地名が思い出せないのですが・・・・・

山奥の林道をバイクで走ってた時に偶然遭遇したのですが、たぶん岐阜県だと思います

川沿いの国有林の中の林道を上り詰めたとこに、堰堤がありまして
滝のように水が流れてます。

その滝の先に家を勝手に建てて、地面を掘ってる人がいます。
その人は昔のジープみたいのを乗っていまして、4輪駆動車じゃないとその堰堤を通過できないのです

その堰堤の手前には、旧林野庁の立て看板がありまして・・・・・・
「ここは国有林です。不法な占拠は、憲法第何条に・・・・・」うんぬんと書いてあります。

もちろんその人は、それを承知で不法に占拠・滞在しています
勝手に他人が入りづらくするために、堰堤の滝を使って自然の要害と化しているのです

「なぜ、あの人はあそこで穴を掘ってるのかなと思ってたら」

林道の手前に、古く朽ち果てた立て看板がありまして、~埋蔵金伝説~が書いてありました。

「あ~そうだったのか~」と思った訳です。

もう一度、そこの場所に行きたいのですが、どうしても場所を思い出せません。