三方五湖を愛する人は是非行くべき

ハス川で釣りをしているときに、若狭三方縄文博物館の敷地内でオシャレな
建物を建造中だった。何が出来るのだろう?って思ってたんですけど・・・・・・


先月若狭地方に出張で応援に行ってるときに、宿泊先で17年ぶりぐらいに
チャンネルオー(地域のケーブルテレビ局)を毎週楽しみに視聴してました。
そのときにローカルニュースで博物館が開館したというニュースをやっていて、「あっ!これだ」って叫んでしまって(恥ずかしい)

三方五湖をこよなく愛する人間としては必ず行かなければならない場所です。


まずは釣り
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もう大爆釣。釣れていたのは私ら親子と隣のおじさんだけ。
ポイントも良かったのだが、おじさんが好調でおじさんの探っている棚を盗み見して私もそれに合わせたら釣れだした。(サンキューおじさん)
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子供と二人でコノシロと中アジ。妻が巨ギスをゲット。落ちギスはデカい。
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あまりにもデカいので開いてアジフライにして堪能。美味しかった。キスは天ぷらに。コノシロもフライで。



さて本題の博物館。三方五湖の湖畔にあります。
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妻は入館したこと無いので、まずはドキドキ館とセット券を購入して
縄文文化について学びました。

大昔にここで人々が生活していたのだなと思うと感無量で涙がこみ上げてくる。
最初見たときは、「へ~」土器だ・土偶だで終わったんですけど、

NHKの歴史ヒストリアという番組で以前縄文文化をやってまして、
土偶の事とか土器のこととかやってたんです。
あの番組を見て造詣を深めた上で見る展示物はまた趣があってよかった。
土偶に秘められた想いが現代にも蘇って今私の心に響くわけです。
人々の生活や喜怒哀楽・生死がそっと今私に寄り添ってきます。


さあ、いざ!オープンした年縞博物館へ(ねんこう)
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水月湖で釣りをしている鯉釣りマニアの人達は必ず湖の特性と成り立ちをご存じのはずです。そうでないとあそこの釣りは成り立たないからです。

私が釣りをしているときも東京から大学の偉い先生の調査チームが台船を浮かべてボーリング調査をしていました。
年縞(ねんこう)の詳細に関しましては、下記HPにてお願いします。



入館するとすぐに「年縞とはなんぞや」というミニシアターを見せられます。
3Dの立体風で出来映えがなかなかよろしい。ちょっと感動しました。

まずほとんどの人が年縞を知りません。それでやってきます。
必ずシアターは必見。
文書で説明するよりも映像で視覚に訴えた方がよりわかりやすいからです。
年縞の予備知識がまったく無い妻でもなんとなくわかったようです。(本人談)

ミニシアターを見たあと、二階に向かいます。
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7万年分の地球の記録がいきなりドンと展示されてます。
シンプルで余計な表現はまったくありません。

地球の歴史に余計な解説とかパネルとか必要ないんです。
時間の重みがギュっと凝縮されて、静かに私たちに問いかけてきます。
45メートルの長さに圧巻されますよ。
人の文化の記録なんて最初の数メートルぐらいです(笑)


1年分年縞(木の年輪、シマシマのようなもの)がわずか0.7mm。
「よくもまぁ数えたもんだ」というのが妻の感想。


水月湖の特性は世界でも非常にめずらしく、同様な湖が世界で4つしかないそうで
そのうち精密な記録として採取できるのがこの湖だけ。
放射性炭素年代測定等にも利用され「世界標準のものさし」ともされていて
年代測定の精度を飛躍的に向上させたとも言われております。



その湖でお決まりのボウズを食らう毎日ですが、
何千年後、何万年後、未来の人達が
私が湖底にばらまいた寄せエサ(ダンゴやボイリー)が年縞となり、それを見て
「あーまた鯉の予感は釣れなかったな」って
感慨にふけってくれるんでしょうか(誤爆

というか数千年・数万年後ボイリーの説明がつくのだろうか?(疑問)



年縞博物館からはハス川ポイントがよく見えます
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夫婦ふたりで同じ意見だったのですが、「こんな家欲しいね」でした。
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興味の無い方でも是非立ち寄ってみてください。
テラスでお食事やコーヒーも飲めます。季候の良い時期は風景をゆっくり堪能できて
すばらしい時の流れを感じられますよ。



福井県年縞博物館
tel 0770-45-0456

開館時間 9:00~17:00
休館日 毎週火曜 年末年始

カーナビでは登録されていないと思いますので、
同敷地内の若狭三方縄文博物館で登録すれば連れて行ってくれます。