長野県 猿庫の泉 (昭和の名水百選の旅) 7/100

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2006年 7月15日


名称 猿庫の泉(さるくらのいずみ)
場所 長野県飯田市

お茶と非常に相性のいい水

江戸時代、茶の湯に適した水を求めて諸国を巡った茶道の大家
宗錚流不蔵庵竜渓(そうへんりゅうふぞうあんりゅうけい)宗匠
天竜川の水にお茶と非常に相性の良い水が混ざっていることを発見し
その水を求め三河の国から天竜川を遡り、さらに支流の松川を突き止め
またまた更に松川にながれこむ谷川を遡り、ついには泉を発見したと言われている所です。


猿庫の泉は、飯田市の北西に高くそびえる風越山山麓の円悟沢に湧出していて
中央アルプス山系の花崗岩の岩間から流れ出ています。
そのため、水は癖がなく素直で素材の味を引き立たせる印象を受けた水でした。

たしかにこれならば茶の湯に用いてもいいんでしょうね(素人の感想)

駐車場から五分ほど山道を登らなければならないのですが
獅子脅しのカコーンという音が早朝の谷筋に響き渡り、とても情緒のある泉でした。

猿庫の泉保存会による野点が定期的に行われています。
茶の心得のある方なら一度は訪れてみたい場所だそうです。
茶の湯を求めての名水の旅もおつなものでした。


環境省HP猿庫の泉リンクです
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=42

グーグルマップリンク
https://www.google.co.jp/maps/place/%E9%A2%A8%E8%B6%8A%E5%B1%B1/@35.5493632,137.7816985,17z/data=!4m5!3m4!1s0x601c97b62198953b:0xff1c1bc3f78b20d6!8m2!3d35.5498707!4d137.7840518