福井県 鵜の瀬 (昭和の名水百選の旅) 5/100

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2006年 5月14日


名称 鵜の瀬
場所 福井県小浜市神宮寺


鵜の瀬の由来:
奈良東大寺の初代別当(開祖)は、若狭小浜ゆかりの良弁僧正と言われています。

神宮寺に渡ってきたインド僧「実忠」は、その後東大寺に二月堂を建立し、
大仏開眼の祈りの行法を行いました。

その時、若狭の遠敷明神(おにゅう)だけが、漁に夢中になりその法に遅れてしまいました。

お詫びとして、二月堂のご本尊にお供えする「閼伽水」(清浄聖水)を献じる約束をして
地面を割ると白と黒の2羽の鵜が飛び出して穴から清水が湧き出しました。

この清水は、若狭の鵜の瀬より地下を潜って水を導かせたと伝えられています。
この湧き水の場所を若狭井と名付け、川淵は鵜の瀬と呼ばれるようになりました。

この井戸より、水を汲み上げ本尊にお供えする儀式が、大和路に春を告げる神事
東大寺二月堂のお水取り』で、その神約を護り伝える行事が、若狭小浜の『お水送り』です。


ちょっと長い引用になってしまいましたが、奈良東大寺のお水送りに由縁のある場所です。

私、2年前はここ小浜市に住んでおりました。
お水送りの日は、毎年決まって厳寒でした。

夜執り行われるのですが、松明が掲げられ厳粛な神事として非常に神秘的な(宗教的な)
行事として記憶に残っております。


瓜破の滝と共に狭い嶺南地域に二箇所も密集して名水百選が認定されているということは
若狭地域において水が、文化・宗教・生活・自然環境を織りなす上でいかに重要な役割を
担っていたかと言うことが理解できます。


        環境省HP 鵜の瀬リンクです
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=38


グーグルマップリンク
https://www.google.co.jp/maps/place/%E9%B5%9C%E3%81%AE%E7%80%AC%E5%85%AC%E5%9C%92%E8%B3%87%E6%96%99%E9%A4%A8/@35.4458301,135.7857294,16z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0xc91f860ecd4a2c2!8m2!3d35.446608!4d135.7910371