しまこや珈琲

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数年前においしいと評判のコーヒー豆販売店があると聞いた。
 
コーヒー豆を買いに行くために淡路島南端まで行くことは無いわなと思って、
その記事は私の記憶の中から消え去られた。
 
 
うずしおクルーズに乗船して鳴門大橋に向かう途中で、
眼前の高台に国民休暇村が見えてくる。
「あー、あれが休暇村か~」
 
 
その瞬間、ぱっと珈琲豆屋さんを思い出す!!
慌ててスマホを取り出してグーグルマップを開いてみる。

位置情報から現在地がわかるが、なんと直近(休暇村の麓)じゃないか!
船長さんに「ここで下ろしてください」と言いたくなった(爆)
 
 
 
帰港後目的地へ車を走らす。10分ぐらいだろうか?すぐに到着した。
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海沿いにぽつんとあるカフェ。
カーナビやネットが無ければ絶対わからない場所である。
 
ここは評判によると、ちょっと敷居が高いらしい。気構えて恐る恐る入り口に立つ。
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しまこや珈琲さん。
 
オープンの表札の下に「但し書き」がある。マスターの思い(注文)が書いてある。
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カフェ(喫茶店)ではないんです。豆屋さん。
正確に言うと有料で豆を試飲出来るカフェが併設してありますよというスタイル。
だから、スイーツもケーキも無い。
珈琲にシュガーやミルクを入れるなど論外という硬派なカフェである。

これを事前に知らずに町の喫茶店と思って入ってしまうと大変な目に遭う(笑)
私のような珈琲大好き人間にとっては「受けて立ってやろう」というぐらい
前のめりで喜々として入店した。(爆)
 
 
実は嫁さんは珈琲大嫌い。飲めないのである。
事前に「車で待ってろ」と言っていたのだが、怖いもの見たさなのか
「入店してみる」と偉い乗り気なのである。
 
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店内はいい珈琲の香りだ。
 
珈琲が飲めると聞いたので、さっそくマスターのお手前を頂く。
メニューが差し出されるが、何がいいのかわからない。

ここはマスターにお任せするのが最上の策。

マスターに苦くて濃い珈琲が大好きで、いつもマンデリン、ブラジル、サントス
あたりを飲んでますと告げ、オススメの銘柄を頂いた。
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カウンター席でマスターが目の前で入れてくれます。
 
抽出にもこだわり。
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おいしい
 
澄み切ってる
 
雑味やえぐみが一切ない。
 
ただやさしいというだけでもない。
 
嫌みな後味が残らない、それでいて飲み応えもある。
 
 
珈琲嫌いな妻は一番浅煎りを注文。もちろん珈琲が飲めない事も告げる。
オーナーはちゃんと考慮して抽出してくれました。
飲めない妻がストレートで美味しい美味しいと言って全部飲み干してしまった。
(驚き)
 
 
濃いのが大好きなヘビーユーザーの私でも納得させる一杯。
飲めない珈琲嫌いの妻も美味しいと言わしめる一杯。
 
これはなかなか出来ない。完全に降参である。
 
 
 
私たちが入店したときは他のお客様が帰られるときで、
ちょうど店内は私達だけになった。
マスターご夫婦独り占めである。
 
珈琲のこと。
水のこと。
出身地や地域性のこと。関東や関西の違いなどなど。
1時間以上店内に長居して盛り上がってしまった。
 
 
そのときに、私は話の流れですっぱいものが嫌いでパイナップルが嫌いだと話した。
そのときマスターが一杯の珈琲を薦めて試飲させてくれた。
 
 
珈琲好きの人はよく酸味を楽しまれる。
私は邪道なのかもしれないが酸味のあるすっぱい珈琲が嫌いである。
その酸っぱさがその豆の特性だとずっと思って生きてきました。
 
「違うじゃん」
 
酸味の定義の違いをマスターに教わる。
酸味の深さが美味しいと初めてここへ来て知りました。
 
焙煎を教わる。
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奥が深い
感心しきりで時間があっという間に流れて行ってしまいました。
 
 
 
実は次の予定が差し迫っている。
 
あれだけ珈琲嫌い(香りは大好き)の妻がマスター夫婦と話が盛り上がってる(爆)
え~と次の予定がと言い出せない。(苦笑)
 
 
そこへ次のお客様が入店されてきた。
 
 
なんとか 「たこせんべいの里」 に間に合いそうだ。
マスターの奥様も心配してくれた。
 
奥様がわざわざ店外までお見送りをしてくださった。
お気持ちもありがたかったし、
妻として支えるという気持ちも大変だなって思いました。
 
 
 
 
なんとかギリギリ閉店5分前にたこせんべいの里に入店できました。

また嫁さんお土産にたこせんべい山盛り。
 
 
帰りは地元の寿司屋さんでお寿司を舌鼓。
 
 
美味しいねぇ、御食国淡路島は。
 
 
 
住所や営業時間・条件等は写真を参考にお願いします。
 

 

 

 
 
 

 

 
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もちろん豆も購入しました。
我が家のコーヒーコーナーは盛りだくさん。
 
 
素人でも美味しく抽出できます。
香りが本当に上品。