兵庫県西宮市　宮水　（昭和の名水百選の旅）　１６／１００

訪問日　２００８年　６月２９日

宮水　（みやみず）

　灘の酒

で有名な兵庫県西宮市の宮水に行ってきました。

ここは日本酒造りに最適な水とされ、多くの酒造会社がここから水を汲み上げています。

皆さん、一度は耳にしたり・飲まれたりしたことがある有名な銘柄だと思います。

私有地からの地下水のため、一般の水汲みは出来ません。
立ち入りも出来ない為、写真も道路から撮影いたしました。

この道路を挟んだ僅かこの一角だけに、有名な酒造会社が軒並みひしめき合うように
採水地を確保して、井戸水を汲み上げています

お酒が有名な産地は、必ず地震が多発する有名な活断層の上にあります。

地震がお酒を造っていると言っても過言ではありません

関西圏では、灘と伏見の伏流水は有名です。

地震の時に、活断層が大きく運動し地層がずれたのが、破砕帯です。

地層は普通横向きの帯状に積み重なってる訳ですが、破砕帯は圧縮されて地層が縦向きに
なってしまってます。

そのため、破砕帯にぶつかった地中奥深くの地下水は破砕帯を伝わって地表近くまでわき上がって
きます。

湧き上がってくる水は、破砕帯などの「地層特有」のミネラル分を多く含んで湧出してきます。

この片寄りすぎた成分特性が、すなわち酒造りに適した水として一致したのでしょうね。

※地理だけは得意分野でしたが、あくまでも持論です。
勝手放題言っております。
ご意見等ございましたら、勉強させて頂きますので、是非コメントお願いいたします。

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